BBRK 00-10-01


IE5.0 referer バグ  

00-09-29に書いた「コラ Microsoft、余計なことしやがって〜(爆笑)」の記事ですが、どんな内容なのか詳しく説明しておきましょう。後々になって、どういう内容だったか忘れてしまったときのための備忘録ですから(笑)

IE5.01以前のバグです(正確には IE4以降)。Windows版です。他の OS版は不明です。

今表示しているページを ページA とします。その状態から新しく窓を開き(CTRL+N)、お気に入りから ページB を指定すると新しく開いた窓内に ページB が表示されるわけですが、この ページB を開くときに ページB のサイトに対し refererとして ページA の URLを送ってしまうようです。ページA に書かれたリンクをクリックして ページB を表示させたわけでもないのにかかわらず、です。本来なら、この場合の referer は空だったり [unknown origin] とすべきところを、です。

例えば、エロエロなページ(でなくてもいいんですが(笑))を表示させるとします。たいていはバナーが張られまくりでそのページの表示が完了するまでずいぶんと待たされたりします。待っている間ってホント苦痛ですね(笑)
そんなとき、ブラウザの使い方を知っているひとなら、そこで新しい窓を開き、表示にあまり時間の掛からないような軽い別のページを表示させたりします。こうすると裏ではエロエロページの表示が進行しつつ、表では別のページを見ることができるのでひたすら待つという苦痛な時間を過ごさずに済みます。これは比較的良く行われる手法ですよね。しかし、これをやると問題が起きるわけですね。
新しく開いた窓のページ(というか、そのページが置いてあるサイト)には、そのまえに表示していたエロエロなページの URLが refererとして送られてしまうのです。

でもって、これってどうして問題になるの? と思われるかもしれませんが、場合によっては問題になります。
例えば、URLを隠しておきたいページ(主に掲示板でしょうね)の URLが第三者にリークしてしまうとか。リンクを張ればもちろん張った先に URLはバレますが、張っていなくてもバレてしまうので問題となるわけです。

なお、このバグは IE5.5で修正されたようです。


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