BBRK 01-04-27


クリポンくんの HDD換装  

01-04-21 に書いた「クリポンくん」ですが、買ってから 1週間経たないうちに改造しちゃいました(苦笑)

もちろん、一通りの動作チェックをして問題なさそうだということを確認してからですけど(笑)

換装に使った HDDは Maxtorの DiamondMax80 98196H8(81.9GB、5400rpm、9ms、2MB、20.4GB/Platter、UDMA100)。これを 2台、つまり内蔵HDD両方とも交換です。

どんな設計(構造)になっているのかはだいたい見当が付くので(笑)、分解するのにさほど苦労はしませんでした。Webなどの改造レポートを見ると、リアパネルもバラしてるひとが多いようですが、バラす必要は全くありません。
最近の製品ならば、サービスマンが不具合箇所を調べる時の便宜を考慮した設計になっているのが当たり前なので、特に、ネジを多く外さないと分解できないようなところはそのままでなんとかなる場合が多いです。

では、換装時の注意点をいくつか。

さて、HDDですが、載せる前にメーカーのツールでセクタのチェックを行っておきました。使用したのは Maxtorの POWERMAX 2.5。フロッピーからDOSを起動してから 実行。最後の「SMART Long Self Test」にものすごく時間かかります。81.9GBの大容量さを感じる瞬間ですね(笑)。あまりに時間が掛かるので寝ている間に処理をさせたため、具体的に何時間掛かるのかは分かりません(苦笑)
ちなみに、不良セクタがあったときはどう処理しているのかなぁ。ディフェクト処理はスリッピングかリプレイスメントのどちらかなんだろうけど…スリッピングかな? リアルタイムデータはディフェクト処理してないかもしれないなぁ。

分解の順序。まず、天板 → 側板 → フロントパネル → フロントとリアのステー(強度増強のための支え金具)の順ではずす。前述したように、リアパネルと上側基板は離さないで OK。こんな感じ になる。
次に、右側上側面のフレキを外し、リアパネルを後ろに引き出し HDDを覆っている上側の基板を起こし、作業がしやすいように右側に立てる。こんな感じ になる。

ちなみに、空冷ファンはリアパネル(電源冷却用)とHDD脇(HDD冷却用)に 1つずつの計 2個。
2個も付いているのね…どうりでうるさいわけだ(苦笑)
まぁ、ラックに入れてしまえばさほど気にはならないのでこれ以上は改造しないことにします(笑)。静かなファンにでも載せ換えればいいんでしょうけど、熱設計ってとてもシビアで部品の寿命にかかわる問題なので、安易な改造は避けたいので…。

ここまで分解できればあとは HDDを載せ替えるだけ。HDDはリアパネル側が MASTER、フロントパネル側が SLAVEの設定になっていました。この通りでなくても動作できるとは思いますけど、いちおオリジナルと同じ設定で新HDDを載せておきました。

気になったのは、HDDのケーブル。これは一般的な 40芯の平行ケーブルです…ということは、UDMA33以下の転送速度で使っているということなんですね。今回換装に使った HDDは UDMA100対応なのですが、せっかくのスピードが生かせないのがちょっともったえないところ(笑)

HDDを取り去った 跡地 (笑)。CPU は日立の SH-3なんですね。

ちなみに製造番号は「9027xx」(01年製。「xx」はひみちゅ)なので、「セカンダリ30GB制限」非該当品です。問題なく 160GB分認識されています。

記録時間の変化は…


換装後(160GB)換装前(60GB)
LP111H18M40H35M
SP56H57M20H46M
HQ29H28M10H44M

SP常用なので、120分テープ 28本分の収容能力。長期出張対策にも最適ですね(笑)

01-05-07 追記
換装に使用する HDDについて。
パソコン上で一度でもフォーマットした HDDは、たとえパーティションを消したとしてもクリポンくんで使用できなくなるとの噂(苦笑)。私は実験していないので(やろうと思えば出来ますが、しません(笑))確認はしていませんが、要注意ですね。


BBRK に戻る / BBRK 01-04-27 の全記事に戻る