BBRK 02-11-17
こんなことから導入してみました。
遠征のお供(笑)である Let's Note LIGHT には SDカードスロットと PCカードスロットの 2スロットがあり、ストレージカードに SDを使えば、PCカードスロットに AirH" を差しっぱなしにしておけるので便利。
アイドルヲタで使っているひとが比較的多い(笑) FinePix S602 を使っているんですが、このカメラは CFでの動画撮影の動作保証をしていないんですな。CFは種類によって記録速度の差が著しいというのがその理由で、速度が明確となっている MicroDriveとスマートメディアのみが動作保証となっています。
実際、ハギワラシスコムの Zシリーズという比較的高速な CFを使って動画を記録してみると、30秒ほどで「BUSYエラー」となってしまいます。ただ、画像サイズを VGA から QVGA にすれば、容量最大まで連続で記録できるようにはなりますが。
で、松下から比較的最近発売になった SDメモリーは記録速度が速く、これを使えばエラーにならないのかも…という期待があったんですな。でも S602は SDカード対応ではないので何かしらアダプターが必要。
そこで登場するのが松下の BN-CSDABP3。SDを CFに変身させてくれるアダプターです。こいつの素晴らしいところは、アダプター自身が完全な CFサイズを実現しているだけでなく、SDカードは中にすっぽり収まってしまうのでカードが外にはみ出ないというところなんですな。
実際に導入してみて…。
S602での動画撮影ですが、全く問題なしです。VGA画質でカードの最後まで連続記録出来ました。
とはいえ所詮は簡易動画撮影機能ですんで、あまり積極的に使おうという気にはなりません(苦笑)
というのも、動画撮影中はズーム操作が全く出来ないんですな。さらに動画撮影中は、露出は追従するけれどフォーカスは追従しないんですな。
あまり使わない動画機能のためにわざわざ SD導入したのか?…と言われそうですが、動画以外にもメリットはあります。
スチル撮影でも、高速化により、連射撮影後のカードへの記録時間が大幅に短縮され、待ち時間が短くなりましたからねぇ。これだけでも大きなメリットです。カードへの記録中は他に何も出来なくなるという安物カメラ(笑)ですんで、待ち時間の短縮は大きなメリットなんですな(苦笑)
さて、問題点が全くないというわけではなく、S602ではイジェクトボタンを押し下げてもカードが出てこないという不具合があることが判明しました(苦笑)
これは、CFスロットのイジェクト機構と CFアダプターの形状に起因する問題で、イジェクトボタンを押し下げつつカード(アダプタ)を引き抜くようにすればなんとか取り出せます。ちょっとしたコツが必要で、慌てているとなかなか取り出せないかもしれません(苦笑)
そうそう、SDメモリーカードを扱う上で気を付けなければならない点としては、SD非対応カメラやパソコンでフォーマットしてはいけないというところでしょうか。
SDメモリーカードは、アクセス時に最適なパフォーマンスが得られる SDフォーマットというフォーマットがされているそうで、SD非対応のカメラやパソコンでフォーマットするとこのフォーマットではなくなって速度が大きく落ちてしまいます。
実はこのことを知らずに S602でフォーマットしたところ、動画記録でBUSYエラーが出まくってしまい、かなり焦りました(苦笑)
もし、誤ってパソコン等でフォーマットしてしまったときは、SDフォーマッタ で SDメモリーカードに最適なフォーマットにすることが出来ます。
◆購入メモ
・松下製 SDメモリーカード 256MB(RP-SDH256J1A): 楽天市場の ENDLESS で購入。消費税込、送料込 \19500
・松下製 SDメモリーカード用CFアダプター(BN-CSDABP3): ビックカメラで購入。消費税別 \4980(ポイントが付くので \4482相当)