BBRK 09-05-30
[分類] ビデコ(笑)
CF(コンパクトフラッシュ)カードには UDMA対応 というのがあります。
これは、カードとカードリーダーの両方が対応することで、転送速度の向上を図るというもので、両方が対応していないと本来の速度が出ません。
どちらかが対応していなくても UDMAモードにならないだけで、使えなくはないですけど。
今回、CFカードの UDMA対応品を使い、カードリーダーが UDMAに対応しているのといないのとでは、どのくらいの差が出るのか実験してみました。
なお、UDMA対応のカードリーダーは持っていなかったので、対応品を新規に購入しての実験です(笑)
■使用機材
CFカード
・Transcend TS32GCF133 (フォーマットはFAT32)
カードリーダー
・Owltech FA405MX3(SW)/BOX (UDMA非対応)
・Transcend TS-RDP8W (UDMA対応)
テスト環境
・PC全体の構成は こちら
CFカードは 133倍速なので、そんなに速くありませんけど(苦笑)
■実験
SONY のメモリーレコーディングユニット HVR-MRC1K(以下 MRC1K)で録画した DVの AVIファイル 1つ(4273284472バイト)を PC内蔵HDDに Windowsのエクスプローラでコピーする時間を測定。
3回づつ行った平均値は次の通り。
・UDMA対応環境 ‥ 2分30秒
・UDMA非対応環境 ‥ 4分11秒
この AVIファイルは、FAT32の制限から、MRC1K が 4GBを超えないように自動分割したファイルの 1つで、撮影時間にすると 19分45秒。
では、実際のイベント 1回分だとどのくらいの時間差になるのかを算出してみると、こんな結果になりました。
CFカード 2枚になったので、実際には入れ替え時間が必要ですが今回は無視(笑)
サンプル: 5/16(土) ORC200歌姫ライブ
撮影データ総量は 39967992656バイトだったので、39967992656 / 4273284472 をそれぞれ掛け算すると、
・UDMA対応環境 ‥ 23分23秒
・UDMA非対応環境 ‥ 39分08秒
結構な時間差になりますな…って、たかだか 16分ですけど(笑)
16分なんて、ぼーっとしてるとすぐに過ぎてしまう時間ですから、些細な差ですわな(笑)
+ + + + +
些細な時間差はともかく(笑)、約3時間分の撮影データを PCに転送するのに 40分ほどで済んじゃうわけで、改めて、ファイルベースのワークフローの利便性を享受してるなぁと感じますね。
もうテープなんて使ってられません(笑)
+ + + + +
09-06-23 追記
PC内蔵のカードリーダーを、UDMA非対応の「FA405MX3(SW)/BOXCF」から、UDMA に対応しているという リンクスインターナショナル の「SFD-321F/T61UJR-3BEZEL」に載せ換え。
さっそく同じ測定をしてみました。
3回づつ行った平均値は次の通り。
・UDMA対応環境 ‥ 2分28秒
ちょっとだけ速くなりましたな。