BBRK 13-08-25
XA20 使ってみた(笑) 
[分類] ビデコ(笑)
Twitter(@BBRK_PETE)をチェックされている方ならご存じだと思いますが、Canon の XA20 + HDU-1 を購入しまして、7/15 から使用してきました。
あんまり深くチェックしないで買っちゃうほうなんで、想定外なことがいくつか…(苦笑)
それも含め、短期間ながら使ってきて感じたことを書いてみます。
レビューというほどに体系だっていないので、「使ってみた」というタイトルにしてみました(笑)
これから買おうと思っているひとの参考にでもなれば幸いです。
ちなみに、撮影するものはライブステージのみ。屋外が多いです。
花鳥風月は一切撮りません!!(笑)
- モニター画面がイマイチ
有機ELを採用し、宣伝文句としては、「コントラスト比は1:10000、色再現性約100%(NTSC比)、応答特性1ms未満。クリアかつ残像の少ない映像で、長時間の撮影時も眼の疲労を抑えられます。」とのことですが、これがまた有機ELが故に暗いんですよ(苦笑)
いちお、輝度は通常と高輝度の二段階に調節できて、高輝度にすれば若干輝度は上がるんですが、通常の液晶より暗くて、屋外ではモニターフードがあったほうが良いです。
また、視野角が狭くて、ちょっと上から(下から)覗くと、青味がかった色になります。
さらに、黒がちゃんと表現されないためか、輝度が低くなると黄土色がかったモヤっとした色になり、ちゃんとした色で撮れているのか心配になります(苦笑)
- ジョイスティックは使いこなすのが困難
手持ちで持ったときに右手の親指で操作できる位置にジョイスティックがあって、メニューはこれだけで操作できるということになっているんですが、これがまた達人でないと操作できないレベルなんですな(苦笑)
モニターを使用しないでもメニュー操作を出来るようにするために付いているのですが、ビューファインダーを使わない私には無用の長物ですね。
- 三脚使用時にカスタムボタンが押しにくい
使用する雲台にもよると思いますが、Manfrotto 701HDV に付けると、親指ではボタンが押せません。小指でなんとか押してますけど(苦笑)
SONYハンディーカムみたいにカスタムボタンがダイヤルの中央部にあれば無問題なのにねぇ…。
- 三脚に取り付けると電池が交換できない
これも使用する雲台によると思いますが、701HDV に取り付けるとバッテリーのリリースボタンが全く操作できなくなります。
- フェイスキャッチ&追尾が使えない
人物の顔を認識して、その顔にフォーカスと露出を合わせ続ける機能ですが、ちゃんと顔を認識して枠が追従しているのにもかかわらず、顔がフレーム中央からずれると背景にフォーカスが持って行かれてしまうんです。
これって故障? それとも私の使い方が悪い??
- アサインボタンは中途半端
ボタンに割り当てる機能をユーザーが選択できるアサインボタンというものが 5個ありますが、単なるメニューのショートカットとなるだけなのが多いのが残念なところ。
選んだ機能の選択肢がトグルで切り替わるとかにしてくれればボタンだけで操作が完結するのに。
ボタンでメニューが呼び出されて、画面のタッチパネルを操作して設定しなきゃならないのは不便。
- Panasonic と絵作りを比べると
Panasonic AG-HMC45 を使ってきて、これの絵作りに見慣れた目には、XA20の低輝度部分はかなり暗く感じます。肉眼での見た目よりも暗めに感じます。
また、色も濃いめでコントラストも高め。
さらに、絵作りの違いなのか、レンズ性能なのか、やや絵が眠い(甘い)です。
そんなわけで、ピクチャー設定で、色の濃さ -1、シャープネス +2、コントラスト -2にして使ってます
- グリップズームが使いにくい
Panasonic AG-HMC45 と比べるとストロークが浅いのと、押す深さと速度変化がリニアに変化しない(ように感じる)ため、非常に使いにくいです。
じゃじゃ馬を馴らしてやらぁ!! とばかりに練習していますが、かなり難しいです(苦笑)
- LANCリモコンでのズーム
Manfrotto MVR901ECPL、Libec ZC-3DV どちらでも同様ですが、ズームレバーを離してからズームが止まるまで、短時間ながらタイムラグがあります。
本体のグリップズームではこのようなタイムラグは感じられません。
グリップズームのところに書いたように、LANCリモコンでもリニアに変化せず使いにくいです。
具体的に書くと、ある程度まではリニアに変化するのですが、それを超えると急にズーム速度がアップするんですな。
動画にとって、なめらかなズーム操作はとても重要なので、かなりストレスが溜まります(苦笑)
- ホワイトバランス
録画中に切り替えられません。
K(ケルビン)でも指定できるので、ORC200「歌姫ライヴ」のように時間経過とともにホワイトバランスを少しづつ変化させたいと思っても録画一時停止にしないと調整ができません。
何故にこのような制限を付けているんでしょうか?
- ゲインにマイナスがない
調整範囲は 0〜25dB。AG-HMC45 のように、ひとつのダイヤルでゲインと絞りをリレーして調整することができないので、シャッター速度と絞りを固定して、ゲインで露出調整をするという撮影の仕方をしています。
マイナスがあると調整範囲が広がるので便利なんですけどねぇ。
- リミッターの効きがイマイチ
マイク入力が大きすぎたときに、音が割れないように絞る機能(正確さに欠く表現(苦笑))ですが、大音量が短時間の場合のリミッターの反応が良くなくて歪んでしまうんです(苦笑)
連続した大音量であれば効いてるみたいですが。
- 内蔵マイク or 本体 MIC入力端子使用時のレベルメーター
なぜか 1本のメーターしか表示されません(L と R のうち、レベルの大きいほうを表示している?)。
HDU-1 にある XLRコネクタから入力すると INPUT1/INPUT2 の 2本のメーターが表示されるようになります。
まぁ、マイクは XLRコネクタにつないでいるので無問題ですけど。
上述の「カスタムボタンが押しにくい」と「三脚に取り付けると電池が交換できない」は、2cmくらいの高さのスペーサーをかましてから雲台に固定すれば解決するでしょう(笑)
今後、使っていて気が付いたことがありましたら追記していきます。
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