BBRK 14-03-29


今日の動き  

ORC200 歌姫ライヴ 〜春爛漫スペシャル〜ORC200 オーク広場(13:31-17:53)

ORC200の敷地内にはタワーマンションがあり、その住人から「歌姫ライヴ」の音へのクレームが来たのは去年のこと。
それ以来、大きな音を出さない(条例で規定されているレベルが目標値となっているようです)、18時までにはライブを終了させるという約束を住人と交わすことで、なんとか「歌姫ライヴ」を継続開催してきています。

今年からは、メインスピーカーから出す音量を機械で自動調節することに取り組み始め、この日がその機材を使った初日でした。
音のピークを聴感的に違和感なく下げ、かつ、聴感的な音量は小さくならないようにする…ということで、コンプレッサを導入。
ある程度のレベルを超えると、それ以上音が上がらないように自動的に調節するというものです。
リミッターでは聴感的な違和感があるだろうとの判断でのコンプにしたとのこと。

さて、コンプによる聴感の変化具合はというと…。
コンプが効き始めるレベルの設定値が低すぎて、効き過ぎでした。
お客さんに聞かせるための音を出すメインスピーカーにはコンプを通し、一方で出演者の「返し」にはコンプを通さないそのままの音が出るように配線。
歌姫ライヴ出演者には声量の多いひとが多く、ちょっと声を張ると、すぐさまコンプが効いてメインの音が小さく絞られているような状態でした。その後、声量を下げたり歌わないで 10秒ほど経つとコンプの絞りが開放されて音量が復帰。
声を張ると絞られ、そのうち開放され、また絞られる…この繰り返し。
パパママビデオカメラで撮ったライブの音のようです(爆)

そんなわけで、サビで感情の盛り上がりとともに声量が大きくなると、逆にスピーカーから聞こえてくる音が小さくなってしまって、期待している迫力を浴びることが出来ないというジレンマ!!
「もっと音量を〜〜!!」と、何度も心の中で叫んだことか(苦笑)
これは、聴いているほうとしては、ものすごい消化不良で耐えられるもんじゃないです。
歌っているほうも同様で、「あれっ、今日は声の広がりが弱いな〜」と違和感があったとのことです。

しかも、メインスピーカーの音量が絞られている間は、「返し」の音が客席によく聞こえるようになってきます。 でも、「返し」は客席のほうを向いていないので、中高域の音があまり届きません。
さらに間接的に客席に届くので、遠くで鳴っているような音です。
そのため、メインが絞られると「返し」の変な音が支配的となるので、急に中高域の音が出なくなったように聞こえます。

ORC200「歌姫ライヴ」といえば、会場の構造による自然の残響のお陰で、下手な歌も 150% 上手く聞こえる(笑)という歌唱重視な出演者にはありがたい会場だったのですが、いまでは最悪の環境になってしまいました…。

関係者には強く文句を言っておいたので(苦笑)、次回には改善されるんじゃないかと思います。
いや、期待しています。よろしくお願いします m(_ _)m

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