BBRK 17-08-20
パンフレットをキレイにスキャンする(笑) 
# 自分のための備忘録。スルー推奨(爆)
発表会のパンフレットはスキャナーで取り込んで捨てる…という方針なので、時間をみては、古いパンフレットをスキャンしていたりするわけです(笑)
電子データ化してタブレット端末や Kindle等に入れてたくさんの書籍を持ち出せるように、紙の書籍を自分でスキャナーで取り込んでデータ化することを「自炊」と言いますが、まさにそれですな〜。
…って、外で見るために電子化しているわけじゃないんですがね〜(笑)
▼前提
- 使用スキャナー: EPSON GT-X820
- スキャナに付属の「EPSON Scan」を使用して PDF化する。
- スキャン時の色補正は全ページ共通で問題ない素材であること。普通に製本されている冊子なら問題ないでしょう。
- スキャンしたら捨てるので、冊子はホチキスを外し A4サイズでスキャンしやすいようにカッターで半分に切断しておく。
- 「EPSON Scan」の基本的な使い方については把握していること。複数ページを 1ファイルの PDFにまとめる方法については説明しませんからね(笑)
▼EPSON Scan詳細
- モードは「プロフェッショナルモード」を使う。
- 「環境設定」→「カラー」タブ→「ICM」を選択。
「ドライバによる色補正」にすると、プレビューするたびに色の自動調整が実施されてしまい、全ページを同一条件でスキャンできなくなるため。
- 取り込むページの中から、輝度の高いところから低いところまで幅広く含まれていると思われるページを選んでプレビューする。
- プレビュー後、調整の「自動調整」ボタンが押されていないことを念のため確認する。
- ヒストグラム調整をクリックする。
- 素材に含まれる輝度の低〜高が全て入るようにシャドウポイントとハイライトポイントが自動的に設定されていると思うので、ハイライト位置にある△を動かして、目視にてハイライトが良さげな明るさになるまで左方向に動かす。
シャドウ位置にある▲も同様に、印刷物と PC画面を見比べながら、同じような雰囲気になるまで動かす。
中間調も必要であれば動かす。
- ここで一旦、スキャンしてみる。今回の最終出力は PDF なので、PDF として出力する。
- 出力した PDF を PDFビューア等で表示してみて、狙った通りの感じになっているかどうか確認する。
- 納得できるまで、この工程を繰り返す。
- 納得できるヒストグラム調整が見付けられたら、その設定のままで全ページをスキャンする。
▼具体例
- キラチャレのパンフをスキャンしたときの設定は こんな感じ。
シャドウはこのくらいにしておかないと、暗い灰色が黒になってしまうので。
デフォルトではハイライトは抑え気味なので、ハイライト部に喝を入れてます(笑)
- このスキャナは、ほんの軽く全体に赤が被るので、イメージ調整のカラーバランスでシアンを足すといいかもですね。
EPSON Scanにはフォトレタッチソフト並に調整箇所がいろいろあるので、その気になれば、もっともっと正しい色を追求できますが、キリがないので、調整効果が大きいヒストグラム調整だけをやってみました。
- トリミングについて。
原稿の各エッジから内側に 1mmくらい削ったサイズで固定して全ページをスキャンすると良いです。
全てのページの仕上がりが同じサイズだと格好がいいですし(笑)、原稿がほんのわずか傾いていてもトリミングすれば簡単に対応できます。原稿の傾きを微妙に直しながらスキャンし直すのって、結構大変なことなので(苦笑)
▼おまけ
スキャンする人には常識ですが、いちお(笑)
パンフレットに限らず、取り込む原稿が薄い紙の場合は、光を通さない黒紙を原稿とスキャナ蓋の間に挟むと良いです。
こうすることで、スキャナの光源から発せられた光がスキャナ蓋の白板に反射してセンサーに取り込まれることがなくなるので、裏写りを改善することができます。
もちろん、裏面に印刷がない原稿の場合は黒紙を挟む必要はありません。
また、黒紙を挟むと反射する光量が若干減るので、上記に紹介した明るさの調整をやり直したほうがいいです。
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