BBRK 17-09-08


自立式一脚は自立ムリ(笑)  

最近イベントで見かけるようになってきた自立式一脚。一本あると便利かな〜と思い、ポチッとな(笑)

購入したのは Sinvitron製 SVT-F-H00160-BK(税込 \5988)。アルミニウム製です。こんな感じ

この製品にはアルミニウム製とカーボン製の 2バージョンがあります。
パイプ部の材質の違いだけかと思ったら、他のスペックも微妙に違う。
・アルミニウム製: 最低高59cm、全高185cm
・カーボン製: 最低高53cm、全高172cm

全高が高いほうがいいので、アルミの方を購入。

三脚部にあるネジを締めることで、三脚部の自由度が制限され、パン方向しか動かないようになり、いわゆる自立状態になります。
ネジを締める前 ネジを締めた状態
いちお、一脚単体で自立するに十分な固定はされます。
ネジを締めなければ ティルト方向にも動きます

しかしながら、私のメインカメラである Canon XA30 を載っけた状態で安定して自立するかというと、全くそうではありませんでした、ガッカリ君です…。
最低高状態であればギリギリ大丈夫かな〜? というレベルで、ある程度以上伸ばしたら不安定となり、常時手で押さえていないといけない状態です。

ちなみに、購入時から気付いていましたが、自立構造のキーとなる部分がカーボンとアルミでは違います。
もしかすると、カーボン製のほうは、もっと安定しているのかもしれません。
まぁそもそも、中国製の安価な製品に加工精度や熟考された構造によってもたらされる安定性なんて期待しちゃぁいけないのかもですが(笑)

なお、自立させるために締めるネジですが、周囲にゴムが貼っていないため滑りやすく、手では思うように強く締めつけられません。
また、ネジのピッチも急であるため、かなりの力を使わないと、しっかり締めることはできないです。
さらに困ったことに、強く締めつけてもパンなどをしているうちにネジが緩んできてしまいます。
例えば、三脚部とネジの間にゴムなどを挟んでネジの緩み防止とすれば自立一脚として実用的になるかもしれませんが、今度はネジを緩めるときに苦労するんじゃないかと思います(苦笑)

そんなこんなで、まとめ。
要するに、自立させて使うことに重点を置いていない設計なのですね。
なお、パン方向の動作については、赤い金属部分と、その内側の樹脂部分の間が擦れながら回転することで実現しています。そのため、自立のためのネジを固定してもパン動作には影響しません。

というわけで、使えないのでヤフオク行き決定〜!!(爆)


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