BBRK 21-02-11


DSC-WX800を配信カメラにする(遅延測定編)  

次のバリエーションにて遅延時間を測定してみました。

データパスのバリエーション:
・USB → PC(Imaging Edge Webcam)
・HDMI → PC(CAM LINK 4K + Intensity Pro 4K)

PCでの取り込みソフトのバリエーション:
・OBS Studio Version26.1.1(64bit)
・VLCメディアプレイヤー Version3.0.12

カメラ設定のバリエーション:
・30p = XAVC S HD 30p 50M
・60p = XAVC S HD 60p 50M

時間測定の方法ですが、定番である TC表示を使いました。
EDIUS上に表示されるTCを WX800で撮影し、それをPCに入力し、EDIUSと取り込みソフトの画面を1枚にキャプチャすることで遅延時間(フレーム数)を出します。

Data PathViewer30p60p
USBOBS1111
VLC1919
HDMIOBS53
VLC表示不可表示不可

VLCプレイヤーでの調査は参考まで。VLCって何でも再生できるんだな〜ということで興味本位で測定してみました(笑)
「表示不可」はちょこっと試行錯誤してダメだったのですぐに諦め。根気よく調整すれば表示できるかもです。

で、調査結果を見てみます。
Imaging Edge Webcam を使うと、11フレーム(= 367ms)も遅延が発生します。Imaging Edge Webcam は映像のみなので、別に用意した音声とリップシンクさせるためには、配信ソフト側に音声を遅延させる処理が必須ですね。
HDMIの 60pでは 3フレーム(= 100ms)という優秀(?)な数値を出してますな。この程度なら音声を遅延させなくても、さほど違和感は無いと思います。HDMIでは映像だけでなくカメラ内蔵マイクの音も送り込めるので、その音声を使うなら、そもそも遅延処理は不要ですね。


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