BBRK 26-08-16
[分類] ビデコ(笑)
DJIの OSMOシリーズに昔からある問題に、映像と音声がズレるというのがあります。ビデオカメラとしては、かなり出来の悪い製品ですね(苦笑)
長尺録画をすると、そのズレが秒単位ほどに膨れあがり、著しく品位が悪くなるため(推測ですが、品位だけでなく内部処理の都合もあると思います)、自動ファイル分割のタイミングでズレをチャラにすべく、分割してできた新しいファイルの先頭からはズレがない状態で記録を開始するということをやっているようです(ズレは発生し続けているのでまたズレてきます)。
上記は DJI Supportアカウント のポスト(下記)から理解した内容です。
ちなみに自動分割は設定などでオン/オフできず、ちょうど 16GBでファイルが分割されます。もちろん、ファイルは分割されても録画は継続されます。
DJI Support のポスト の自動翻訳から引用。
| ご意見ありがとうございます。 長時間のビデオ録画中には、わずかなクロック周波数のジッターが発生する可能性があり、これによりオーディオとビデオデータが完全に同期しない場合があります。特に、自動ファイル分割ポイントの周辺で顕著です。 Osmo Pocket 4Pは、オーディオとビデオの同期を可能な限り維持するためのオーディオ-ビデオアライメント戦略を採用しており、オーディオとビデオデータの長さの差を100 ms以内に抑えています。ご説明いただいた内容から、この差はカメラの許容範囲内です。 オーディオ要件が高い長時間録画のシナリオ、例えばコンサートや重要なイベントの場合、バックアップとして別のオーディオ録音デバイスを使用することをお勧めします。 ご理解とご支援に感謝いたします。 午後11:54・2026年8月6日 |
映像と音声の基準クロック(?)が別で、それらが別々にクロックを刻んでいるためにズレが生じる…と解釈しましたが、普通はズレないような回路構成&ソフトウェア実装にすると思うのですが、基板実装の都合などから妥協した設計にせざるを得なかったのでしょうかね。この製品の想定用途は、Vloggerが短時間録画することなので、長尺録画は想定外であり保証しない、という前提で製品化しているのでしょう。
さて、具体的な症状としては、映像のデータに比べて、音声のデータが少ない、です。それゆえ、ファイルに詰めていくと音声側が不足して無音部分が出来でしまうということのようです。
試した限りでは、音声の欠落はないので、音声側の再生速度を遅くして尺を伸ばして映像と一致させれば正しい状態に復旧できます。
では、復旧方法です。
ファイル分割箇所で音声が分断されてしまったものをスムーズに繋げるという技術が必要になるのですが、FFmpeg を使って分割クリップを結合すると、音声はスムーズに繋がります。
繋げるクリップを記載した files.txt を用意して(下記はその例)、
| file 'DJI_20260803211852_0008_D.MP4' file 'DJI_20260803221700_0009_D.MP4' |
ffmpeg -f concat -i files.txt -c copy output.mp4
のように FFmpegをコマンドプロンプトで実行すれば OK。
この状態では、音声は前詰めになっているので、音声の再生速度を遅くして映像側に合わせる処理を行います。
編集ソフトの例として、EDIUS であれば、映像と音声のリンクを解除して(ALT+Y)、時間エフェクト→速度(ALT+E) で映像との同期を確認しながら手動で音声の尺(デュレーション)を伸ばしていけばよいわけです。
DaVinci Resolve であれば…ここで問題発生!! なんと、タイムラインに結合したクリップを載せると、音欠けが復活してしまうのです。これは困りました…。恐らく、DaVinci Resolve では、タイムライン上に配置する際に音声のタイムスタンプを見ているのでしょう。
DaVinci Resolve でも対応できる方法を模索してみます…。
■関連記事
・BBRK 19-09-17 : OSMO ACTION 動画のポップノイズ