[ 入口へ戻る ]   [ メールはこちらへ ]   [ 月別表示 ]   [ 年別インデックス ]

イベントでんがな - 2012年02月

12-02-26(日) -01

Jr.ダンスオペラ「夢幻の星」

[出演] 本文参照
[会場] KOKO PLAZA エクスプレス・ココ
[時間] 12:04-14:00
[料金] ライブチャージ \3000

●概要
「オペラ」という名前が付いていますが、いわゆるミュージカルです。
作・演出は River Art Place(略称 RAP)の演技講師 大西千保が担当。

「Jr.」が付かない「ダンスオペラ」の存在そのものは何年も前から知っていて、一度は観てみたいと思っていましたが、イマイチスケジュールが合わず断念。
今回はスケジュール的に OK だったので観てみました。
RAP のコが多数出演しているという点でも見に行きたかったというのもあります。

今回の客席とステージは特殊なレイアウトになっていました。
へぇ〜こんな使い方アリなのか!? と目から鱗が落ちましたね〜(笑)
通常客席を並べるフロアのステージ側から半分くらいを「ステージ」とし、フロアの残りに客席を配置。
さらに、ホールの本来のステージの上に階段状に客席を設置。
つまり、客席が「ステージ」で前後に二分されているという形です。
ステージ上の客席からは「ステージ」を見下ろすような形で観ることになります。

●客席状況
出演者の身内がほとんど。発表会状態(苦笑)

●規制関係
全ての撮影、録音禁止。

●ヲタ動員
ヲタ客は私以外に居たんでしょうか?(苦笑)

●プログラム
出演者の顔写真付きの冊子を来場者に無料配布。

●出演者
阿部穂乃香、荒金理香、安藤光輝、石田天、板原有沙、氏野奈菜、氏野里香、大原実桜、勝田舞、
金田侑大、金田怜奈、加納愛生、金李奈、久保未夢、周藤星香、周藤寿英、高倉響、竹嶋有紗、
竹嶋萌里、中野夢子、中村春夏、南雲涼、早川心、一入有希、藤井彩来、藤井日和、藤澤亜実、
柵木美咲、柵木美南、松岡麗奈、松下海人、宮西桃桜子、宮西夏笑子、森有愛乃、山本葵、結城梓、
横野亜里桜、横野里南、吉田雄哉、渡辺援、和山佳澄
以上 41名。

●雑感
このミュージカルを観に来るひとの多くは、知り合いが出ているからという理由なのだろうと思います。
出演者の身内や友達であったり、身内以外なら、知ってるコを観に来たというヲタとか(笑)、そんなひとたち。
実際もそんな感じで、ヲタ以外の外部客はほとんど居なかったような雰囲気でした。

そう、純粋に作品を観るために来た客が少ない、もしくは皆無なわけで、いわゆるスクールの発表会状態なのです。
知ってるコが出ているだけで、いい演技、いいストーリー、いいミュージカルなわけですね。

まぁ、外部客を呼べるような著名劇団ではありませんから、それはやむなしと百歩譲ります(笑)
しかし、演者の表現までも発表会レベルだったのは、正直がっかり君でした。

本ミュージカルは、出演者の選考オーディションを行い、出演者は毎月のレッスン費用を自分で負担し、半年という長い期間を掛けて完成させた公演です。
スクールの発表会レベルとは別次元のものを見せてくれるだろう、そして昔から事あるごとに感じている関西の人が共通して持っている県民性 −ステージに対する高い意識− からも、さぞや素晴らしいステージを見せてくれるのだろうと期待して観に行きました。

確かに、出演者のうち数人は、普段の RAP のイベントでは想像もできないほどの熱演ぶりで、この公演で一目置く存在になりましたが(笑)、やる気を確認したくなるような演技をしているコもいて、その落差に軽いカルチャーショックを受けました。

市民ミュージカルとでもいいましょうか、情操教育というか子供にいろいろなことを経験させたいという親御さんや主宰者の意志で出ていたのでしょうか?

出演者はヘッドセットマイクを装着していましたが、それでも台詞が聞こえないコがいる。
機材の問題なのか、ヘッドセットマイクですら拾えないほどに声が小さいのか…。

どの席から見ても同じように楽しめるような配慮に欠けている。
客席が「ステージ」によって前後に二分され、私はステージ上の上手の一番端の席で見ていたのですが、上演中にホールの上手壁面に映写しているものが全く見えず。
何かぃ端で見ているひとは観客と思っていないのか? 同じ金払ってるんだぞ!! とクレームを言いたくなりました(←って言ってるじゃん(笑))。
演者は前のお客さん側を向いたり、後のお客さん側を向いたり、工夫はしているのですが、あともうちょっとです。

もっとダンスで表現しているのかと思っていたのですが、それほどでもなくて、普通のミュージカルですね。

ストーリーは一部に無理矢理なところがあって、子供向け感が強いなぁと(笑)
やっつけ仕事だな〜と公演中に苦笑してしまいました。

ちなみに、私はというと、出演者に 個人的著名どころ は何人かいますが、知り合いでもなければ推しているわけでもないので(笑)、上述した身内的な目的ではなく、River Art Place がどんなミュージカルを作っているのかという興味で観に行きました。
そんなわけで、これまで書いてきたようなことを感じてしまうわけです。

荒金理香ともうひとり女の子でなかなかやるな〜と思わせるコがいました。メモらなかったので名前は失念しましたが(苦笑)
男の子では、周藤寿英はもっと「殻」を破れるんじゃないかな〜。

とまぁ、なんじゃかじゃ文句言ってますが、これだけの出演者をまとめて作品にするのは大変だということは分かりますので、よく形にしたなぁとは思います。
そして、指導者のもと、頑張ってきた子供たちの頑張りにも拍手です。

ただ、結果はどうであれ頑張ったという点で評価してくれるのはスクールだけです。
ただ頑張ったことではなく、観客を楽しませるという最終目標にどれだけ近づくことが出来たかがエンターテイメントの世界を目指しているスクール生には重要なこと。
そんな評価が出来るレベルになって欲しいなぁと思って止みません…って、なに書いてるんだか(笑)

時間が合えばまたダンスオペラを観に行くと思います。
期待しないで観に行ったほうがいいですかね?(笑)

+   +   +   +   +

BBRK 関連記事
BBRK 12-02-26 : 今日の動き


[End of Page]