京都女子大学の軽音部で結成、平均身長150cm強の女の子4人組キラキラ★スナイパー。本誌 Vol.11 でプロフィールを紹介し、Vol.13 でライブレビュー、そして遂に今月号はインタビューで登場である。このバンドは 97年12月現在で未だリリースされた音源も無く、集客も20人を超えるかどうかというところだ。端的に言って知名度ゼロである。なのに見てくれ、中央の写真を。京都嵐山ロケの撮り下ろしだ。わははは、どうかしている。でも僕達は本気なのだ。我が Undown編集部は、編集長 kagemaru 以下一丸となって徹底的にキラキラを押す構えなのである。ゾンビーズ、少年ナイフ、クーラ・シェイカーを吸収して、食べ物をテーマにしたオリジナル曲として吐き出すその痛快な天然ぶり、とくに味わってもらいたい。ちなみにこのインタビューは "ベティーが一人だけ電車に乗り遅れた" という理由でスタートが 30分遅れた。遅刻は別に構わない。しかしなんなんだよ、その理由は。 ●えー、とりあえず今回のインタビューは、1月配布号と 2月配布号に連続で載せようと思ってます 全員「(パチパチパチと手を叩きながら)わー、すごーい、おめでとう、あははは、ありがとうございますー(笑)」 ●さて、何聞きましょうね、どうしましょう、結成からいきましょうか? マリリン「(97年)3月の10日です」 ●(笑) そんな喋り方しても雑誌じゃ分かりませんよ セレナ「なんか気取り屋さん」 マリリン「ちょっと今、気取った」 ●…。でも、よく覚えてますね。キラキラ★スナイパーっていうバンド名は? セレナ「初め "なんちゃらパー" っていうの可愛いなって言ってて、それから "あ、なんとかスナイパーがいい" って言って、でもその上が決まってなくて、それで少年ナイフのライブの時に "みんなで可愛くお化粧して行こう" って、髪とか顔にキラキラするのを付けて行ったんですけど、その時 "キラキラ★スナイパーは?" って言ったら…」 全員「いいよー、キラキラ★スナイパーいいよー」 マリリン「でも、それ決まるまでいろいろあったよね」 セレナ&マリリン「アントニオ・デビル!!」 全員「きゃははは」 ●ちょっと待って待って待って。何? マリリン「アントニオ・デビル。私ら全員小さいから、可愛い名前だと面白くないから、もっと小さくても強そうな名前」 セレナ「でも、もう少しでなりそうだったよね、アントニオ・デビルに」 ●危ないな マリリン「他にもブラックキャットとか」 ●族やな、それは 全員「きゃははは」 (この後、昔付けたバンド名で 20分は話を転がす。キリがないので出てきたバンド名だけ書いておきます。ツイスト・バービー〜ツイスト・デビル〜電気キャンディー〜キューティー・ハニー〜クレイジー・セクシー・クール〜ブルーベリー・キッズ) |
●それから 4人にはそれぞれ芸名というかステージネームがあるわけですけど ベティ「二人(マリリン&セレナ)が考えてくれた」 ●(笑) あっ、勝手に付けられてるんや ベティ&ビビアン「付けられた(笑)」 ●どういう事よ、それは マリリン「マリリンは元からマリリンだったの」 ●ちょっとごめん、もう俺そこから分からんねんけど マリリン「私は昔からマリリンって名乗ってたね。クレイジー・セクシー・クール時代から」 ●それ聞いて何か思わへんかった?、"何を言うてんねや"、と ビビアン「密かには思ってた(笑)」 マリリン「(笑) えー、そーなん?」 ●いや、そらそうや。"マリリンて、君どういうことや"、と マリリン「で、彼女(セレナ)はエリザベスだったんですよー、それは私がつけたんですよ」 ●せやけど変ってもうてるやん、今 セレナ「でも私はセレナっていう名前が良くて、鳥羽水族館のジュゴンの名前がセレナで、すごいカッコいい名前だなと思って、で、"私はセレナって名前にしたいんだよ" って」 ●直訴したんや。ほんであとの二人は マリリン「ビビアンは、実は少年ジャンプで "魔女のビビアン" っていう連載をやってて…」 ●ちょっと待って、それ知ってた? ビビアン「(笑いながら首を振る)」 ●悪いで。めっちゃ隠してるやん セレナ「(笑) でもビビアン・リーのビビアンだって言ってなかったー」 ベティ「(笑) それは聞いたよー」 ●わるー、めっちゃ騙してるやんか、マリリン マリリン「(笑) あとベティは私のイメージだと赤ちゃんって感じで、それでベティちゃん」 ベティ「(笑) 昨日も知らないおじさんに声かけられて、"お嬢ちゃん、あれだね、赤ちゃんみたいに可愛いね" って言われて。みんなに言われてるよー」 ●おいおい。それで実際名前付けられた方は気にいってんの? ビビアン「(笑) 今はね」 マリリン&セレナ「(笑) えー、そうだったんだー」 ビビアン「(笑) 初めは名前付ける事自体に抵抗があったから」 ●いや、そらそやで。ベティはどうなん? ベティ「別に最初は何とも思わなかった。でも今は、私ベティで良かったよー(笑)」 ●…。 〜そしてこの支離滅裂インタビューは次号へと続くのであった〜 |