BBRK 03-06-07


今日の動き  

Big Wave LIVECLUB JUNK BOX TOKYO BAY(15:18-??:??)
・SIDE B-Girls! Vol.1@LIVE GATE TOKYO(18:43-21:12)


リムーバブル HDDでバックアップを取る  

みなさんは、パソコンのデータのバックアップをどうしていますでしょうか? きっと、何もしていないという方が大半なのではないかと思います(笑)
バックアップを取ることの重要性は頭では分かっていても、一度 HDDクラッシュなどのトラブルを身をもって経験しないと、ついつい後回しになってバックアップシステムの完成までにはなかなか至りませんよね。
そもそも、頭ですらその重要性を理解していないという人がいるかもしれません。そのような方は一度トラブルに遭って、頭の中が真っ白になるような経験をしてみてください(笑)

さて、今までどんなバックアップの仕方をしていたのか、といったところから説明しますかね。
以前は MOを使ってバックアップしていました。定期的なバックアップを始めた頃は、1.3GBの MOドライブでしたね。その頃はまだ HDDの容量もさほど大きくなく、HDDの 1パーティションと 1.3GBの MO 1枚がミラー状態になるようにバックアップしていました。
バックアップ専用ソフトを使えば、ソフト独自の記録方法や圧縮によってバックアップできる容量が増えたりバージョン管理も出来たのでしょうけど、間違えて消したファイルをバックアップツールを使わず OSの標準機能だけですぐに戻せるという点やそもそもの目的が過去の情報の保存ではなく HDDクラッシュ対策なので最新だけあればいいということから、このような方法で行っていました。
とはいえ、バックアップの度に 1GBというサイズのパーティションのファイルを全てコピーしなおしていたのでは、速度の遅い MOでは非常に時間が掛かりますし、変更されていないファイルをコピーするのは無駄なことなので、いわゆる同期ソフトを使って更新されたファイルだけをバックアップしていました。
同期ソフトは、以前から使ってきた FileVisor というファイラーに同期機能があったのでそれを利用しました。

バックアップの手順は、

1. MOドライブにバックアップするドライブ用のMOディスクを入れる
2. FileVisorの同期ソフトを実行
3. 同期が終了したら MOをイジェクト

といった感じで、この手順をバックアップを取るパーティション分だけ繰り返します。
同期処理で更新されたファイルのみをコピーしますので、1パーティションあたり数分程度で終わります。

さて、しばらくこの方法で特に不満もなくバックアップをしてきたのですが、昨今の HDDの低価格化と大容量化、そして PCの処理能力アップによるデータの肥大化により、1パーティションが 1GBでは非常に狭く感じるようになってきたのですね。
そこで、バックアップに使う MOドライブを 1.3GBから 2.3GBのドライブに変更し、HDDのパーティションのサイズを 2GBに拡張したのです。そして、1GBのときと同様のバックアップを行ってきたのですが、2.3GBの MOはどういうわけか非常に調子が悪く、書き込み途中に MOドライブがハングアップするという現象が多発したのです。
修理に出せば一旦は直るのですが、しばらく経つと再発するという感じで、これではバックアップ頻度が落ちてバックアップシステムの存在意義がなくなってしまうというのと、動画の一時保存用のパーティションが数十GBあるのですが、これもできればバックアップして突然の HDDクラッシュに備えたいというのがあり、MOにバックアップするのをやめて HDDにバックアップすることを検討しはじめたのです。

こだわりたいところ。

1. OS使用中からドライブ本体の電源を入れて OSから認識できる
2. OSに認識されている状態から、ドライブ本体の電源を切ることができる
3. 2の処理手順はなるべく少ないのが良い。MOのように「取り出し」だけで済めば最高
4. インターフェースは USB2.0

そして見つけたのが RATOCU2-DK1 シリーズ。
ドライブ本体の電源を入れたまま抜き差しが出来る(ホットスワップ)ところが素晴らしい。バックアップ用 HDDなので、普段は電源を切っておき、バックアップのときだけ電源を入れるという使い方をしたいわけですが、この製品では「鍵スイッチ」でドライブ電源の入り切りができ、切った状態では HDDを装着したままでも回路が切断されていて問題ないというところが良く出来ています。まぁ、ホットスワップ出来るにはそうしないといけないわけですが。
ホットスワップが出来なくても、USB機器ですから、ドライブ本体の電源を切れば目的のことは出来ます。ただし、ドライブ本体の電源を切る前に Windowsのアイコントレイにあるアイコンから「ハードウェアの取り外し」という処理をする必要があり、これがかなり面倒くさいわけです(笑)
まぁ、バックアップはパソコンをシャットダウンする前にしかしないということにすれば、この操作はしなくて済むわけですが…。

この機種なら HDDを MO並のリムーバブルメディアとして扱えそうだと判断、スペアのラックを用意しておけば、何台かの HDDの入れ替えも簡単に出来るというオマケのフィーチャーもいい感じ(笑)で、これに決定。
自称プチ・ブルジョアなので(笑)、デザイン的にも良くお値段的にも上のモデルである U2-DK1ALBを購入。ビックカメラで \14800。
この製品には HDDが付属していないので、Maxtor DiamondMax Plus9 60GB(6Y060L0)を組み込み、後述する理由から、容量全体を 1パーティションにしてフォーマット。

バックアップツールは RealSync を新規に採用。
これで同期処理を行います。同期というバックアップ手法を選んだのは上述した通りです。

RealSyncの設定で、


更新元
更新先
1D:\G:\BKUP\D_DRIVE\
2E:\G:\BKUP\E_DRIVE\
3F:\G:\BKUP\F_DRIVE\
4C:\APP\G:\BKUP\C_DRIVE\APP\
5C:\Documents and Settings\Administrator\デスクトップ\G:\BKUP\C_DRIVE\DESKTOP\

のようなパターンを設定をしておき、「今すぐ更新」ボタンで 1〜5の設定を連続して処理させています。
2日に一度くらいの頻度でバックアップしていますが、更新されたファイルのみのコピーであることと、バックアップメディアが HDDということで、すべてのバックアップが数分以内に終わります。

バックアップの具体的な手順は、

1. バックアップ用ドライブ本体の電源を入れる
2. 数秒待って OSにドライブが認識するのを待つ
3. RealSyncを起動。同期処理をスタートさせる
4. 同期が終了したら MOをイジェクト

のようになります。

OS起動中の HDD抜き差しを可能にするには、U2-DK1ALBの設定でリムーバブルモードにしないといけないのですが、このモードでは HDDの先頭パーティション 1つしかアクセスできないので、HDDを 1パーティションにしてフォーマットしています。
パーティションが 1つしかないので、バックアップするドライブ毎にパーティションを分けるということはせずに、ディレクトリで分けました。

さて、いまのところ問題点はただひとつ、U2-DK1ALBに内蔵されている電源の空冷ファンがかなりうるさいということだけですね。
小型の汎用電源を積んでいるのですが、小さいファンが高速回転しているので、とてもうるさいんですな。小型ケースの PCにありがちなあのタイプの騒音です。

使ってみて…。
リムーバブルにはなっていますけど、バックアップ専用なので一度もその必要性を感じたことはありません(苦笑)
上述の騒音の問題もあり、ごく一般的な外付け HDD(ファンレス)でも良かったかな〜とちょっと後悔していたりします(苦笑)。安いし(笑)
ごく一般的な外付け HDDの場合、電源を切る前には「ハードウェアの取り外し」という面倒なことをしないといけないわけですが、バックアップは PCをシャットダウンする前に行うということであれば、この手順は不要になるわけで、運用次第では毎回やらなくても済みそうだ…ということも後悔感をさらに高めています(苦笑)


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