BBRK 14-02-26


音像定位の偏った音を修正する  

[分類] ビデコ(笑)

ユニバーサル・シティウォーク大阪」で開催される無料イベント「Song Whiz Fantasy」。

雨天中止のリスクがあるということと、PA の音が悪い(苦笑)という大問題があるものの、居心地のいいイベントで、結構観に行ってるような気がします(笑)

オールスタンディングなので、まともな映像を撮るには最前に行くしかなくて、そうすると、ステージ両脇のメインスピーカーより前の位置に入ることになるので、中高域の音が回り込みにくくなり、カメラマイクが拾う音はかなり悪くなります。
さらに、音響機材丸出しはいただけない、という UCW 側の意向によって、UCWロゴ入りの特製カバーがスピーカーに被せられ、このカバーのお陰でさらにさらに中高域が回り込まなくなって、それはもう最前列付近の音は非常に悪い音になってしまっているわけです。
それゆえ、映像編集時にイコライジングで中高域を上げてます。
これやらないと、とても聴けた音じゃないんで…(苦笑)

以上は、ステージに対して縦方向の話。
次に横方向ですが、センターをはずすと極端に定位が偏るんです。おそらく特製カバーのせい。
しかも AT8022 というチャンネルセパレーションの良いマイクを使っているのが仇となって、偏った音がそのまま収録されてしまい、家で撮影した映像を観ているとこの偏りがめっちゃ気になるんですな〜。

例えば、上手(かみて)寄りで撮影した場合は Rch が大きくなるので、編集にて Lch の音を大きくする調整をしていますが、定位がなかなかジャストセンターには来ません。
位相の問題なんだろうなぁ…と薄々気が付いてはいたものの具体的な修正方法がわからず、左右の音量を調整する修正までやって、諦めていました。

で、ひょんなことから、こちら のページにたどり着き、Audacity というソフトを使ってチャンネルディレイを掛ければ調整できるとのことで、実際にやってみたところ、結構うまく補正できたので、めもめもするに至りました(笑)

説明サンプルは、上手寄りの最前で撮影した音の定位が大きく右に寄っているもの。
この音声の定位を中央に持ってくる工程を書いてみます。

とまぁ、こんなところですかね。
ちなみに、上記のサンプルでの調整後のディレイ時間は約 5ms でした。

この手法には欠点があります。
環境ノイズが左右でアンバランスになる、ということです(苦笑)
Lch は Rch よりもゲインを上げているし、(必要に応じて)中高域も上げているので、Lch側の周りが異様に騒がしくなってしまいます(苦笑)
まぁ、それが目立つのは MC の間だけで、歌が始まれば気にならなくなりますけどね(笑)

こんなことが出来ますよ〜ということで。


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