BBRK 14-06-15


6/15 OA TBS「Sing!Sing!Sing!」  

応募総数 701名の中から動画審査を通過した 97名による一次予選(番組収録の直接審査)の模様を放送中。
一次予選もアカペラの独唱審査(1分間)。

今日の放送で紹介されたみなさん。

名前(年齢)合否備考
近藤未来(19)落選aaa名古屋校
大門弥生(23)落選元・リトルキャット、元・aaa大阪校
椿優衣(21)落選
仲真守(18)落選
宮濱天翔(23)落選
末吉実鈴(18)合格OSM、今年のORC200 VQCで特別賞 & 店舗会賞獲得
奈良ひより(20)落選
牛島隆太(20)落選
みきちゅ(21)落選
篠崎卓道(36)合格
膳美晴(18)合格
梅原怜子(19)合格元・舞夢プロ、元・VANZ大阪
坂口舜(26)合格
細川りお(23)合格

細川りお の審査にて。BBRK 14-05-15 に書いたように、このコンテストは外国語曲 NG のようで、邦楽を歌ったのですが、歌唱後の審査員とのやりとりの中で Jennifer Hudson が好きだという話しから急なリクエストで Jennifer の曲を歌ったのですが、それが好評で合格ってのはフェアじゃないな〜と(苦笑)
で、ジャッジ後の審査員のコメントで、「邦楽ではたどたどしさを感じたが洋楽を聴いたらスゴイかった。洋楽でそれが出来るんだから、日本語の曲でももっとコントロールできるでしょ? 洋楽をうまく歌うだけなら全米を探せばいくらでもいる。そういうひとを私たちは求めているんじゃない」というくだりがあって、身近に同じような境遇のコがいるなぁ…と身につまされながら見てました(苦笑)

業界の人はホント、素材感溢れるひとが好きですね。私もそうですが(笑)
妙に完成していて、歌が上手いだけのひとには食傷してますから。私もそうですが(笑)
それゆえオーディションでは、歌の上手さを見せる(聴かせる)のではなく、歌を伝える力を見せる(聴かせる)のでないとダメですね。

審査員のコメントで番組中頻繁に出てきたのが「このぐらいの歌唱力をもつ方は沢山いる」。
それは私もしょっちゅう感じることで、テレビの前で大きく頷いてました(笑)

いつも思うことですが、聴いた人に「上手い」と言わせるより、「いい」とか「好き」と言わせろ、です。
歌を伝える力の半分以上は、持って生まれた声質だと私は信じて疑わないです。
もちろん、ブレスが安定していてピッチもしっかりしていることは大前提ですが、これが出来ているだけではダメですね。
人を惹きつける声質が重要で、それが無いとただ歌が上手いだけで終わります。
「上手い」という感想しかもらえないひとは、プロデビューを考え直した方がいいかもしれません。
まぁ、ある程度のレベルをクリアするまでは「上手い」という感想で満足してもいいですが、それを超えたら、褒め言葉になっていないということを強く認識しましょうね。

そんな特徴ある声質を、いかに効果的に審査員に聴かせるか。
その手法を自分で見付けるのはなかなか難しくて、経験値のあるひとに歌を聴いてもらってアドバイスしてもらうのがいいでしょうね。

ちなみに、私も「ちりめんビブラート」は嫌いです。

さて(笑)、番組のほうは、次回放送で全一次予選通過者が決定とのこと。
通過者全員を改めて発表するんじゃないですかね。

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