BBRK 16-10-10


ORC200「歌姫ライヴ」、ついに終了  

10/29、12/23 に開催が予定されていた ORC200「歌姫ライヴ」が中止となったことが、同ライヴの企画・ブッキング等を担当する ORC200 の自称エラくないひとTwitter にて発表。
歌姫系シンガー、そしてそのヲタの間に激震が走りました(苦笑)

10月および12月に予定していたORC200歌姫ライヴですが、残念ながら中止になりました。

こういうイベントの価値が わからない人がいるというのが現実です。

そうなんです、自称エラくないひとは、実際もエラくなかったというわけです(爆)

なんてことはさておき(笑)、その発表を受けて何かと一家言あるお二人から記事が出ました。

・KEN爺氏「ORC200 今年の歌姫ライヴ中止を発表
・らすたいむ氏「ORC200歌姫ライヴ開催中止のお知らせ

主旨をざっくり言うと、
・ORC200 の経営母体が外資系に代わり、儲からないイベントは中止となった。
・経済的メリットのことしか考えない外資系に、歴史あるイベントを潰され、諦めるに諦めきれない!!
といったところ。
そう言いたくなる気持ちは分かりますが、事実誤認があるようですよ。

2016年1月から ORC200 のオーナーが大阪市から「ガンジス特定目的会社」に変わり、管理会社がオーク管理(株) から、伊藤忠アーバンコミュニティ(株) に変更になりました。

つまり、
・ガンジス特定目的会社は ORC200 のオーナーであって運営ではない。
・ORC200 の管理運営は伊藤忠アーバンコミュニティである。
ということです。

投資会社が「歌姫ライヴ」のような数万円程度の予算のものにまで目を光らせ、収支について文句を言ってくるのでしょうか? 常識的に考えて、そんな粒度の細かいところまで見ないでしょう。

しかし、両名とも記事では「外資系が…」と記述している。それって、ホント?
どうにも腑に落ちないので、「自称えらくないひと」に確認したところ、やはり、伊藤忠内に「歌姫ライヴ」に理解のない人がいて、何度となく説得を試みたものの理解が得られず中止にさせられたとのこと。

昨年、ORC200 のオーナーが外資系に変わることが明確になった頃から、「歌姫ライヴ」の継続を危ぶむ声が一部から聞こえてきました。
「自称エラくないひと」も継続が出来なくなることに備え、2015年内に予算を消化すべく、臨時に 11月にも開催をしたということは BBRK で既報の通りです。

実際、2016年になり、最初の「歌姫ライヴ」を 2016年の 5月(実際はズレて 6月)に開催するにあたって、先述の理解のない人に対して説得を重ねており、その結果、和解に至ったとのことでしたので安心していたのですが、実際のところ「アレルギー」はくすぶっていたようですね。
以前、ORC200 敷地内のマンション住人から「歌姫ライヴ」の騒音について苦情が来たことがあり、PA にコンプレッサをかませて音量がある程度以上いかないような施策を打ってきていますが(2014年3月から実施)、それでもまだ苦情が来ていて、それが中止の原因なのか? と予想していたのですが、そうではなかったと。

・プロデビューを目指しているとはいえ、出演しているのはアマチュア・シンガーである。
・来場者のほとんどはヲタばかり(苦笑)
先述の理解のない人には、このあたりが、くだらないものと映るようで、これらが変わらない限りは継続は難しい、と。

確かに、「歌姫ライヴ」を開催しても来る客の多くは無銭ヲタ、社会的弱者、迷惑ヲタと、プロデビューに向けての精神鍛錬のために用意されたと思うしかない客層(爆)
歌を聴きに来ている人は少数派で、多くは若い女の子と接触したい、写真を撮りたい、という欲情丸出しな輩(苦笑)
という、あまり褒められない状況であることは認めざるを得ません。
この状況を知る大阪のとあるスクールでは、「歌姫ライヴ」に出ることをすすめていなかったりします。

私は親子三代以上の東京人なので、
「素人のパフォーマンス = くだらないもの、つまらないもの」
という考え方、先入観を持つことには、とてもよく理解できます。
私も以前はそうでしたし、そうではないということを知ってスクールヲタになったクチです(笑)

芸所な大阪では、この考え方を持つ人は少数派のようで、アマチュアのパフォーマンスに寛容ですよね。
アマチュア/プロ関係なく、パフォーマンスの素晴らしいものは褒めるし、そうでない場合はプロでもけちょんけちょんです。
関西でアイドルが蔑視されていたのも、この県民性に由来しているんだろうと私は勝手に思っています(笑)
「歌姫ライヴ」のようなアマチュアシンガー活動の場が東京に少ないのは、そんなところから来ているのでしょうね。
で、先述の理解のない人は、まさに関東のひとらしく、なるほど〜と。

というわけで、「歌姫ライヴ」だけでなく「ヴォーカルクイーンコンテスト」も今後は開催なしとなるのでしょうね。
つまり、ORC200 はプロデビューを目指すシンガーには縁のない場所になってしまったということです。
いつまでも未練がましく、過去の楽しかった頃を振り返って、残念だ、残念だ、などと言ってないで、きっぱり忘れましょう(笑)

もしくは、本当に残念に思うのなら、代替イベントを立ち上げてみてはいかがでしょうか?
なんて振っておいて、「プロデビューを目指す歌姫達のために、ここは一肌脱ごうじゃないか!!」なんて人は絶対に現れないと信じてます(笑)
口先だけで行動が伴わない輩ばかりですもんね。

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振り返ってみると、「歌姫ライヴ」を見始めたのがいつなのか記憶に全くありませんでしたが(笑)、BBRK を検索したところ、2003年のようです。
かれこれ 13年ほど見てきていますから、思い入れもいろいろあります。
しかし、始まりのあるものには終わりがあるもので、納得のいかない形ではあるものの、そのタイミングが来てしまったと観念しています。別の形での復活は…期待しないでおきます(笑)

では最後に、2016年末までに終了した(する)歌姫シンガー系がよく出演していた関西のイベントを列挙してみます。
・Loop A MUSIC (*1
・Song Whiz Fantasy in UNIVERSAL CITYWALK OSAKA
・セルシー キッズ ボーカル・ダンスコンテスト
・ORC200「歌姫ライヴ」

*1: 現時点でもイベントは開催されていますが、出演条件が「オリジナル曲を中心に活動しているひと」に変更になっていますので、歌姫シンガー系は出演しにくいですね。

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