BBRK 21-02-12


DSC-WX500を配信カメラにする  

前回、「BBRK 21-02-11: DSC-WX800を配信カメラにする」にて、SONY DSC-WX800 について検証しましたが、今回はその前モデルである DSC-WX500(以下、WX500と略す)について検証してみました。

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■Imaging Edge Webcam編

このカメラは現時点で Imaging Edge Webcam には残念ながら未対応。
古いモデルですから、今後 SONY が対応するとは考えにくいので、HDMI出力をキャプチャーする方法しか選択肢はないです。

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■HDMI編

▼WX800 のときと同じ項目について確認してみます。
1. 録画スタンバイ状態でカメラから HDMI出力が可能か。
2. HDMIパススルー(HDMIクリーン出力)が可能か。
3. この状態を長時間維持できるか。
4. USBなどから電源を供給しながら、この状態を維持できるか。

▼WX500 実機にて確認した結果は下記。

1. 録画スタンバイ状態でカメラから HDMI出力が可能か: ○
ちなみに HDMI端子は microHDMIです。

2. HDMIパススルー(HDMIクリーン出力)が可能か: ○
HDMIパススルーの設定は、MENUボタン セットアップ 3ページ目 HDMI設定 HDMI情報表示を「なし」。
キヤノンのコンデジのように、データ表示は消せるが顔検出の四角い枠が表示されてしまう…ということもなく、問題のないクリーン出力となる。
ちなみに、この設定を「あり」にすると液晶がオフになり、HDMI接続側に全てが表示されるようになります。

3. この状態を長時間維持できるか: ○
何時間でもいけそうです。1時間は出来ることは確認しました。
WX800 にある「自動電源OFF温度」の設定は WX500 には無いので、液晶を開いて少しでも空冷効果を高めて使用するしかないと思います。

4. USBなどから電源を供給しながら、この状態を維持できるか: ○
給電マークが表示されバッテリーの消費はなく、1時間経過してもバッテリーマークは満タンのマークのまま。
メニューで USB給電が「入」になっていることを確認しておく。

▼調整できる項目は?
HDMI出力中に液晶に表示される画面は こんな 感じ(もちろん、HDMI出力映像には黒枠も情報も表示されていません)。「NO CARD」は SDカードが入っていないことを示しています。
WX800 に比べると、弄れる撮影パラメータはほとんどなくて、つまんないです(笑)
動画モードのプリセット(おまかせオート、ポートレート、風景、夜景、ビーチ、スノー、打ち上げ花火、高感度)を変更できるのと、顔検出のON/OFFくらいしか出来ないです。
もちろん、記録方式(XAVC S HD/AVCHD/MP4)や記録設定(60p 50M/30p 50M/24p 50M)は選べます。
ちなみに、メニューにて「オートスローシャッター」項目を「切」にしておくと、60p では SSは 1/60 よりも下がらず、30p では 1/30 より下がらなくなります(露出が自動調整されて、速い SS にはなる)。

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カメラ本体だけではなく、HDMIキャプチャーデバイスも別途買わないといけないので(1000円台からありますが)、たまたま持っているということでもないと、わざわざ WX500 を購入してまでやるほどの価値は無いと、私は思います(苦笑)


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