BBRK 24-02-18


DJI OSMO POCKET3 内蔵クロック精度確認  

[分類] ビデコ(笑)

OSMO POCKET3」は内蔵マイクの音声がイマイチなので、別録する機会が多いと思い確認してみました。
今回の対戦(笑)は、OSMO POCKET3 vs ZOOM H5(PCMレコーダ)です。
方法は、 POCKET3 と H5で 両機同時に 2時間録画/録音を行い、記録したファイルを編集ソフトのタイムラインに並べてズレを確認しました。
タイミングを合わせるため、最初と最後で柏手のようにパンと手を打ってマークとします。
条件は下記。
・周囲温度:22℃
・POCKET3:4K30P
・H5:リニアPCM 24bit 48KHz

結果:POCKET3 のほうが H5 に対し、約2.75フレーム(0.0917秒)進んでいました。
H5 はレコーダですので、音の比較しかできませんが、POCKET3 で撮影したクリップにて映像はズレずに音だけズレるということは無いと思いますので、映像も進んでいるとなります。
POCKET3 の(おそらく)水晶発振子の精度があまり良くなくて、周波数が低め(*1)のようですね。個体差もあるとは思いますが 1台のみの確認なので明確には言えませんが、DJI が粗悪な部品を使っているとは思えないので、この発振子の傾向が現れていると思います。

他カメラ(手持ちの SONY FDR-AX700 や SONY α7IV)でも試してみたいところです。
ちなみに、FDR-AX700 vs H5 では、ズレは気にならないレベルでした。

補足 *1:
周波数が低いと、単位時間あたりに記録されるフレーム数が減ります。それを正しい周波数で記録されたものと同じタイムラインに並べて比べると、フレーム数が少ないので正しいものに比べて短くなります(進んでいるように見える)。


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